北大の考古学教育(学部編) Under-grad education system of archaeology

北大では,文学部の北方文化論講座で考古学をまなぶことができます。この講座では,考古学だけでなく,「北方」や「フィールドワーク」を重視する文化人類学・民族言語学・博物館学の教員・院生・学生も研究しています。考古学のカリキュラムは以下の通り講義・演習(ゼミ)・実習の3本立てとなっています。

【講義】

【演習(ゼミ)】

【実習】

これらの授業は,毎年内容を変えていますので考古学概論以外の授業は2年次から4年次まで繰り返し履修することが可能です。

上記の授業とはべつに,4年生は指導教員とディスカッションをくりかえしながら,大学での学修の集大成となる卒業論文を作成します。

考古学で卒論を書こうとする学生にとっては,「考古学漬け」の学部生活を送ることができる充実したカリキュラムです。1995年に誕生した若い講座で,なおかつ考古学を専攻する学生は1学年あたり1〜4名ほどの少人数教育が徹底されていますが,すでに20 名をこえる卒業・修了生が,自治体の考古学・埋蔵文化財の担当者や大学・博物館等の研究者・学芸員として活躍しています。これまでの卒業生の研究テーマは,北海道・東北をはじめとする日本列島北部やその隣接地域の先史文化を対象としたものが多いですが,ヨーロッパ,アフリカ大陸,アメリカ大陸,南太平洋地域や,歴史時代を対象とした研究例もあります。

研究テーマを自分なりに掘り下げるには大学院で研究をつづけ,室内・野外調査の訓練をも積み重ねていく必要があります。しかし,北大の考古学教育のカリキュラムは,学部教育だけで自立した調査・研究に最低限必要とされる知識・方法を一通り習得できるよう設計された充実した内容になっています。全国の大学で開講されている考古学関係の授業は下記の日本考古学協会のサイトで見ることができますが,北大は複数の教員によって体系的に,偏りのない学部・大学院教育を展開していることがご理解頂けるかと思います。

http://archaeology.jp/academic/index.html

また,各年度の具体的な授業内容は下記URLでシラバスが公開されていますので,授業の詳細をお知りになりたい方はこちらをご参照ください。

http://syllabus01.academic.hokudai.ac.jp/Syllabi/Public/Syllabus/SylSearch.aspx

北海道豊浦町礼文華遺跡の発掘調査(考古学実習)

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